活動せいり

毎日のあれこれを、振り返ります。

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【読了】FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略

今回読んだ本

タイトルがいかにも自己啓発系。昨今叩かれがちな、精神論で終わっては微妙だが、「科学」とタイトルに入ると、締まって映える。
実のところはどうだろうか・・・読んでみた。

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概要

本書の目的は、副題のとおり”自分を変えること”だ。
そして、これの実現には”環境を変えること”と結論付けたうえで
具体的な方法について述べている(科学的な証明も含めながら)。

あらためて、
”自分を変えること”=”環境を変えること”
”自分を変えること”≠”自分を変えること”

ということで、真の自分が変わりようの無い点や、意地を張ること(意思、意志力を以てして)とは異なる点といった、啓発本にありがちな概念に配慮しながら、精神論的な部分もカバーされている。

学生~社会人初級クラスが最もマッチする本かなと思いました。

環境整備の具体的方法と感想

管理の概念を持つといったことから、実行宣言、断捨離に至るまで、環境構築のイロハが漏れなく載っていると思う。

概念とは、時間や場所であり、「管理の概念」であればプライベート=家庭、仕事=職場いすれとも異なる、第三の専用次元を設けることを言っている。 例えば、始業時間から、いきなり作業を開始するのではなく、今日の計画を確認してから進めましょう、といった概念を、人生単位でも出来ているのかという解釈で大きく齟齬は無かろう。

あとは、メリハリやレバレッジを効かせるために、よりよい環境設計は何かと考えるだけだ。 勤務先は変えられない場合も多いじゃないか、と制約もあろうが、例えば一週間の仕事を月・火で終わらせて、金曜日には良い意味で遊んでいる、なども設計といえよう。

私個人的には、土日のリフレッシュ用に、別荘を設けるレベルでの環境設計・実績が1つとして無いので、実のところ凡人に終わっている。ほかの人だって同様に工夫しているだろう点をチューニングしているに過ぎない極一般的な野郎なはずだ。

おわりに

環境設計が具体的に書いてあるとしたが、実のところのベスト、ベストにどれだけ近いか、は自分で評価するしかない。

一等地に住めたらどれだけ良いだろう、職場に近かったら・・・ 成城あたりに・・・ 子供も良い環境で育て、良い学校に入れて・・・ と、ある種当たり前の妄想の世界なのかもしれない。

本能で理解しているはずの内容を、あらためて活字で整理された書物を1つ持っていて損はないと思う。また、自己についても"書き出す"ことが本書では推奨されており、まさに内観といったところか。 うーん、やはり自己啓発本なり~。

何か、本書の特徴を強引にでも挙げよう。。。
本稿時点、コロナ禍における働き方や生活のスタイルが変わるべきとされている状況です。 自身、テレワークで以て結果が出ていればOKな状況において、より環境設計の工夫がしやすい状況にある。 生活の時間や場所について本書を参考に再考する機会としたい。